君がいたから
「先輩?どうしたんですか?」
『いますぐ、病院に来い!!』
「え?」
『いいから早くっ!!』
そういって電話は切られた
「ごめん、俺帰る!!!」
「え、青!?」
戸惑っている林を尻目に
俺は、急いで荷物をまとめて教室を出た
嫌な予感がする
普段声を荒げない先輩が
あんなに声を荒げていた
最悪の状態が脳内にかける
ありえなくはない
むしろ、一番ありえるかもしれない
「かずさっ・・・」
はやく
一秒でもはやく
彼女の傍へっ・・・・