君がいたから
上総との出会いは、ココからだった
出会ってたった数ヶ月
窓を開けて空を見る
冷たい風が教室に入り込んだ
たった数ヶ月だったけど
ずっと前から一緒にいた気がする
「そういえば、手紙・・・まだ読んで無かったな」
思い出したようにポケットから手紙を取り出す
封を開けて中から文を取り出した
其処に綴られていたのは
彼女が自分に残した最後の言葉
"青くんへ"
多分、この手紙が青くんへ送る最初で最後の手紙になると思います
青くんに告白された時の返事です
しなくていいと、貴方は言ってくれたけど
精一杯考えたんで聞いてください
本当はあの時
自分の気持ちがわからなかったの
先輩を好きなのか
青くんを好きなのか
でね、この二ヶ月間ずっと考えてた
やっと答えが出たから言います