夏草の香りが漂う丘〜風が運んだ過去(トキ)〜[ナツコイ企画]
商品を取ろうとした体勢のままの私には、受け身をとる事は不可能だった…。

余り、痛くないといいなぁ…。
傷…残らないと…いいなぁ…。

倒れていく最中、私の頭にはそんな事が過ぎった。

そして、床にたたきつけられると思った時、体が急に止まった…。
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