夏草の香りが漂う丘〜風が運んだ過去(トキ)〜[ナツコイ企画]
な、何が起きたの…。
誰かに…支えられている!?
倒れていく恐怖で、つぶっていた目を開け、振り返ると…。

えっ!?なんでいるのぉ!?

「危ないなぁ〜、だから高いのはその辺の男を使えって言っただろ?大沢さんは会社のアイドルなんだから…。二つ返事でやってくれるのに。」

そう言って、松葉杖をついた矢口さんが、私を支えていてくれた。
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