大学生、それぞれの恋愛
「いや、三波ならだしそうだけどな」
俺もいたずらっぽく笑ってみせた。
「太一さ、香耶ちゃんに連絡してみたら?」
そういってすぐに三波は席を立って、再びドリンクバーコーナーに行ってしまった。
正直なところ、自分でもどうしたらいいのかわからない。
朱音に申し訳ない、て気持ちだけが残っている。
きっとこの申し訳なさというのは、自分が明らかに香耶のことが好きだと気づいてしまったから、その罪悪感からだろう。
だけど、香耶に思いを告げることもできない。朱音に別れを告げることもできない。
どうしたらいいのかわからない、これが正直な気持ちだった。
「抹茶オレて地味にうまいよな」
いつのまにか三波は俺の前に座って笑ってた。