大学生、それぞれの恋愛

「はは、間違いない。抹茶オレはうまいな」

だよな、と笑いながら三波は言って、抹茶オレを飲んだ。

三波が持っているグラスの中の抹茶オレが少なくなっていくのをぼっと見ながら、俺は三波につぶやく。

「三波、あのさ
俺…朱音と別れるよ…」


「…ん」

三波は短く返事をした。
三波が短く返事をするときは、なにか他のことを考えている証拠。

「三波何考えてるわけ?」

「あ〜…朱音ちゃんに伝えるにはメールでっていうわけにいかないだろ?だから、直接のほうが太一のためにはいいのかな、とか考えてた」

「まぁな…」


ここまで俺のために三波は考えてくれていた。きっと相手が誰であろうと、三波は考えているだろう。
優しいヤツなんだ。


「朱音には電話するよ…いま」

「うん…、て…いま?!」

「思ったら即行動、だろ」


俺は電話帳を開いて、朱音の番号に電話をかける。

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