大学生、それぞれの恋愛
そんな俺を香耶は退屈に思っていたんだろう。
メールの内容も結局は香耶ばかりに任せていた。
メールに愛が感じられない、つまらないなら言ってよ
なんて困ったようにあのとき香耶は笑っていた。
……ぼーっとしていたら、いつのまにか別れたときのことが頭に浮かんでいた。
メール、会話、
すべて意識さえすれば直ったはずだったのに、俺はあのとき頑張ることをやめてしまった。
だから、二人は
別れを決意したんだ。
どちらかが変わらなければ、やり直すことは不可能か…。
「そういえば!前に気になる、て言っていた同じ大学の人とはうまくいってるの?」
泣きそうになりながら、俺を見上げる香耶。
きっと聞きたいのは、茜との関係のことだろう。