☆過去☆      ----あなたは今…。-----









「1日目から遅刻とは
いい度胸だなー、
まぁ座れ、お前の席はぁー
山宮の隣だー、あの窓側の一番後の席。」



「分かりました。      …いったーーい」


歩きだした瞬間、
落ちていた紙で滑って
転んでしまった。


「あはははっ、
マジうけるんだけどあの子。」


と、一番前の男の子が言ったとたん
クラスの皆が騒ぎ出した。


「でも可愛くねー、そーゆーとこ。」


「うん、うん。天然ちゃんで可愛いよー。」


「にしても、派手なこけかたしたよねっ。」
と、口ぐちに言う男子…。






そんな男子とは対照的に冷たい視線の女子…。
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