Hateful eyes ~憎しみに満ちた眼~
その日から、サラの新しく未知な人生が始まる。
教室にいた五人は、何かのサークルで集まっていた集団らしい。
五人はサラに大学内を案内したり色々教えてくれたりもした。
しかし、大学内を案内してもらっている間に、サラの噂は色を帯び{ストリクト先生がマンツーマンで教える容姿端麗・頭脳明晰。才色兼備でハーバード大学から編入学してきた超絶美女特待生!!!}。
……などと、なんかものスゴイ噂へと膨らんでいた。
しかし事実、サラは街を歩けば誰もが振り返るような魅力的な淑女へと成長していた。
そして次の日から、サラは正式にストリクトが教える特待生として大学に通うこととなった。
というのも、ひとえにストリクトの人望あってのものだが。
サラを自宅に泊めてそこから大学に通うようにしてくれたストリクトだが、サラはストリクトという人物の実態を垣間見てしまう。
それは、ストリクトがサラを連れ、大学の学長含める全ての教員を集めた会議の中、サラを当大学の特待生としたい。否、自らが専属して教える特待生として受け入れるという提案をストリクトが教員全員の前で発表したときのことだった。
当然、反対に次ぐ反対の嵐。
勝手すぎるだの。
認められるはずがないだの。
意見は様々だったが、ただ一人黙っている学長以外の教員は全て、反対意見だった。
それもそうだ。
そもそもこんな、素性も定かではない外国人を、しかも特待生として入学させるなど、前代未聞である。
ストリクト一人の意見など通るはずもない。ましてや賛成の意見など一つも出ていないのだ。
全ての物事は最終的に学長が決定を下すが、今回ばかりは学長もストリクト以外の教員の意見と同じくして、反対意見を出すはずだと、反対派の教員全員が高をくくっている中、学長の額には一粒の汗がにじんでいた。
学長は違った。
まだ何の意見も出していない学長だったが、学長はストリクトの意見には賛成だった。
賛成せざるをえなかった。
何故なら、古い付き合いからストリクトをこの大学の講師として招いた学長本人は、ストリクトを"よく"知っていたからだ。
椅子に深く腰をかけているストリクトの後ろに立って、不安と場違いな感じで胸いっぱいなサラを横目に、反対抗議の中、一言も反論しなかったストリクトは軽い欠伸をするが、それすらも優雅に見せる振る舞いでおもむろに立ち上がると───。
皆殺しが。
始まった。
教室にいた五人は、何かのサークルで集まっていた集団らしい。
五人はサラに大学内を案内したり色々教えてくれたりもした。
しかし、大学内を案内してもらっている間に、サラの噂は色を帯び{ストリクト先生がマンツーマンで教える容姿端麗・頭脳明晰。才色兼備でハーバード大学から編入学してきた超絶美女特待生!!!}。
……などと、なんかものスゴイ噂へと膨らんでいた。
しかし事実、サラは街を歩けば誰もが振り返るような魅力的な淑女へと成長していた。
そして次の日から、サラは正式にストリクトが教える特待生として大学に通うこととなった。
というのも、ひとえにストリクトの人望あってのものだが。
サラを自宅に泊めてそこから大学に通うようにしてくれたストリクトだが、サラはストリクトという人物の実態を垣間見てしまう。
それは、ストリクトがサラを連れ、大学の学長含める全ての教員を集めた会議の中、サラを当大学の特待生としたい。否、自らが専属して教える特待生として受け入れるという提案をストリクトが教員全員の前で発表したときのことだった。
当然、反対に次ぐ反対の嵐。
勝手すぎるだの。
認められるはずがないだの。
意見は様々だったが、ただ一人黙っている学長以外の教員は全て、反対意見だった。
それもそうだ。
そもそもこんな、素性も定かではない外国人を、しかも特待生として入学させるなど、前代未聞である。
ストリクト一人の意見など通るはずもない。ましてや賛成の意見など一つも出ていないのだ。
全ての物事は最終的に学長が決定を下すが、今回ばかりは学長もストリクト以外の教員の意見と同じくして、反対意見を出すはずだと、反対派の教員全員が高をくくっている中、学長の額には一粒の汗がにじんでいた。
学長は違った。
まだ何の意見も出していない学長だったが、学長はストリクトの意見には賛成だった。
賛成せざるをえなかった。
何故なら、古い付き合いからストリクトをこの大学の講師として招いた学長本人は、ストリクトを"よく"知っていたからだ。
椅子に深く腰をかけているストリクトの後ろに立って、不安と場違いな感じで胸いっぱいなサラを横目に、反対抗議の中、一言も反論しなかったストリクトは軽い欠伸をするが、それすらも優雅に見せる振る舞いでおもむろに立ち上がると───。
皆殺しが。
始まった。