精一杯Love
エレベーターに乗ると、やはり大きな会社だからかたくさんの人が乗ってきた。
…なんでこんなに女のひとばっかりなんだろう…。
―チン
16階に着いたみたいだ。
よし、そう思い、私が降りようとするとエレベーターの中で波が起きた。
私以外も全員この採用試験が行われる16階で降りたからだ。
「…こんなに居るとは…」
「そうね…これは予想外ね…」
いきなり聞こえてきた耳からの音声にドキッとする。
…真白か…私は周りをきょろきょろと見渡してみる。
ビンゴだ、防犯カメラがある。
…もしかして、真白はあの防犯カメラからこっちを見てる?
「じゃあ、がんばってね…新菜ちゃん?」
ちょっと嫌味っぽく私に言うと、真白の声はそのまま聞こえなくなってしまった。