精一杯Love
…女子しかいないってことは、これみんな祐人のことを狙ってるってことか…。
確かにちらっと見た祐人はかっこよかった。
甘い感じのルックスに低音の声。
まぁ、そりゃあ人気にもなるよね…。
「採用試験を受ける方はことらにお願いします」
そういうアナウンスの声が聞こえてきた。
私の周りにいた女の子たちが一斉に動き出す。
しかし、さっきから視線を感じる。
きょろきょろと周りを見渡してみると、何人かの女の子たちが私を指さしながら話していた。
…この金髪の髪がそんなに珍しいのかな…。
まぁ、確かに金髪のこんな派手野郎は他に居ないけどさ…
指さしちゃいけないって誰かに教わらなかったのかなぁ…。
まぁ、私もお父さんのこと指さして話すけどさぁ。
そう思いながら16階会議室の指定された席に着く。
「9時になりましたら試験を開始します。それまで準備をお願いします」
今が8時40分。…後20分か。

