神は あたしを許さない。
「なっなっなっなっんで!?」
パニックに陥るあたしを見て、笑いながら
「なんでって・・・俺ん家だし」
当たり前のように答えた。(当たり前なんだけど)
「そぉ・・・だよね、うん」
正常になってきた思考を必死に回して状況を整理する。
えーと、つまり・・・
ここは華陽の家で、てことは双子の華夜の家でもあって
だから華夜はここにいたってなんの不思議もないワケで
華夜からしてみれば、あたしがいる方が不思議なワケで
・・・・ん?
「あんたもしかして、あたしがここに連れて来られるの
分かってたワケ?」