天神学園高等部の奇怪な面々Ⅵ
「不埒!」

ステージを疾走する龍娘!

その出鼻を挫こうと。

「そっちから誘うのかい?スキモノな先生だねぇ」

嬉々として両手の鉄針を投げ放つ窮奇!

食らおうものなら貫通するほどの鋭さを持つ鉄針は。

「笑止!」

龍娘の素早い捌き手で、全て叩き落とされる。

そのまま足を止めずに間合いを詰めた龍娘は。

「ふんっっっ!」

床板を砕くような踏み込みからの、背中からの体当たり『鉄山靠』!

事実床板を踏み砕いての体当たりは。

「くくっ」

窮奇が軽く後ろに跳躍した事で回避された。

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