胸は揉んでも大きくならないよ…
「輝くんは私の物なの、消えなさいよ!馬鹿女!」
また、振り上げられた手
私は痛みを堪えるため、目をギュッと瞑った
「消えるのは、おまえだ」
痛みがくる前に、図書室に響いた声
それは、紛れもなく大好きな人の声
「て…輝くん」
「その呼び方やめろって言っただろ?俺のことを"輝"って呼んでいい女は、葵だけだ」
目を開けてみると
輝が振り上げられた、森塚桃子の手を掴み立っていた
「俺は、葵の物だ。てめぇの物になった記憶なんてない。おまえのがよっぽど馬鹿女だ」
「っ…でも、好きなの!諦められないの!」
今、目の前で何が起こっているの?
ってゆうか、輝がすごく怖い…