Secret Garden!!〜オトコだらけの秘密の花園〜
「…ほら、もう1時近いぞ。早く寝なよ。」
棗さんに言われてはじめて今が深夜だということに気が付いた。
…多分、棗さんの睡眠、邪魔しちゃったよね。
「棗さん…ごめんなさい。私のせいで…。」
「…反省するなら、もう泣かないこと!で、何も考えないで寝ること!」
まるでお兄ちゃんのような棗さんに、思わず笑いがこぼれる。
「…ありがとうございました、棗さん。おやすみなさい。」
棗さんにお礼を言って、私は自分の部屋へ戻った。
…この時から、私たちの関係が少しずつ変化していくことにまだ気付かないまま──…