Secret Garden!!〜オトコだらけの秘密の花園〜
「本当。こんなに馴染んだの、陽依ぐらいだよ。」
あまりにも優しくそう言うから、私は一瞬言葉を失った。
「…陽依と初めて話したとき、陽依、写真を褒めてくれたじゃん?あれ、純粋に嬉しかったんだ。」
「…でもあれは、私が勝手に…」
私が勝手に棗さんの写真を好きになっただけなのに…。
「…S寮にいるやつ皆、多分何かしら人より目立つモノを持ってる。だから…そこだけがどーしても先行する。」
「…え?」
「まわりは俺達の本質なんかどうでもよくて、俺達のルックスや声明に惹かれるんだよな。」
…だから、他の子と、はじめから関わらないっていうの?
そんなの…
寂しすぎるよ…。
「それに最近じゃ、下心で褒めてくるばっかでさ。だから、素人でも何でも、純粋に俺の写真を褒めてくれたこと、すげー嬉しかったんだ。」
棗さんの少し寂しそうな笑顔に、胸が痛くなる。
「棗さん…。」
かける言葉が見つからなくて私が何も言えずにいると、棗さんが私の頭を乱暴に撫でた。
「んな顔すんなって。俺はけっこうお前のこと、認めてんだから。な?」
棗さんの笑顔に、私はコクリと頷いた。