太陽に恋をした

うちのクラスのフリーマーケットは、かなり好評だった。

持ち寄った商品は、ほぼ完売に近いくらい客入りが凄かった。

午後は合唱コンクールが行われる。

きっと入賞は、3年生が独占するんだろうな。

私たちは練習した成果を発揮出来れば、良いとクラス全員で後悔しないように、大きな声で歌うだけだと団結した。

本番が近付くにつれ、緊張が高まっている。

そしてついに、出番となった。

緊張はさらに高まり、ちゃんとお腹から声を出せるかって不安になった。

とにかく後悔しないように唄うだけと、自分に言い聞かせステージに上がった。

だって……それがクラスで掲げた目標だから

それに緊張してるのは、私だけじゃない。

みんな同じように緊張してるはず。

この瞬間のために、何ヵ月も練習してきたんだから。

合唱コンクールの結果は予想通り金賞・銀賞・銅賞全て3年生が独占した。

発表されるのは、この3つの賞だけで、それ以外の順位は非公表となっている。

楽しかった文化祭が終わり、あっというまに月日は流れた。

もうすぐ、2年生になると思うと少しだけ憂鬱な気分だった。

拓真とクラスが離れるかもしれない……

出来ることなら、また4人で同じクラスになれればいいなと思っている。

でも……可能性は、限りなくゼロに近いって思う。

今日で1年生が終わり、4月からは2年生なるんだ。

1週間後の、離任式の後に2年生のクラスが、この教室で発表される。

私は、この一週間……拓真と同じクラスになりたいと、ひたすら願った。


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