俺様王子と天然娘

もうどうでもいいや。




俺は何かが吹っ切れたように立ち上がった。




隣にメソメソしていた大介は驚いて俺を見た。




「お、お前、急に立ち上がんじゃね…っておい!?どこ行くんだよ!?」




俺は大介の話は聞かず、駆け出していた。




―――1年3組。
真愛の教室。




だが、俺は…




「柳原 恭子」




コイツ…柳原 恭子を呼んだ。



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