君を傷つけたのが僕だとしても・・・
「こんな女、嫌よねぇ・・・
こんな私じゃ・・・誰にも・・・
誰にも愛されへんよね・・・」


伊織の目からも涙が零れ落ちた。



伊織・・・


「そんなことあるかい!!
そんなこと絶対ないわ!!」


俺がそう言うと、
伊織はまたニコッと微笑んだ。



やっぱり・・・

おまえ・・・



菅谷さんに・・・





< 218 / 293 >

この作品をシェア

pagetop