君を傷つけたのが僕だとしても・・・
「もうええねん・・・
悠次・・・
このまま死なせて・・・」


伊織・・・


「アホなこと言うな!!
・・・そんなことできるかっ!!
俺は、おまえをっ・・・!!」


俺の手を掴んでいた
伊織の手が・・・
力なく地面に落ちた・・・


「伊織・・・?」


伊織はぐったりして動かない。


「おい、伊織!! 伊織!!」


俺は必死で伊織の体を揺すった。





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