君を傷つけたのが僕だとしても・・・
「ふざけんなよ・・・
おい!! 伊織!!」


伊織は悠次に揺さぶられるが
ぐったりとしている。



「伊織!! 俺がおるやろっ!!
俺がそばにおるやないかっ!!
俺がずっとそばにおったるやないかっ!!

俺、おまえが好きなんや・・・
ずっとずっと好きやったんや・・・

ずっと・・・


俺がずっとそばにおるから・・・
死ぬなんて言うなよ・・・

伊織!! 伊織!!」


伊織は目を開けない。



「くそぉーっ!!!!!」


俺は伊織を強く抱きしめ、叫んだ!!



伊織の目から涙が零れ落ちた。

その顔は微笑んでいるようにも見えた。



雨は容赦なく二人を打ち続けた。









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