君を傷つけたのが僕だとしても・・・
ガラガラ。


「こんばんわぁ~。」


俺は居酒屋の扉を開けた。



「悠次!!」


「悠次!!」


居酒屋の亭主で先輩の健司さんと
伊織が俺の方を一斉に見た。



「あっ!! 悠次せんぱ~い!!」


悠次先輩?


「遅いじゃないですかぁ~。」


ベロベロになったサチちゃんが
俺を手招きして呼ぶ。




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