ありえない彼氏
「何か使える物は……。」

タオルは中学のときにあげた。

文房具は勉強嫌いの翔太にはあげられない。

時計はお金がない。

…あとはいい案が思いつかない…。


「……となると、もう手作りのお菓子しか…」


呟くと同時にポケットのケータイが震える。

「電話…?」


ディスプレイには『翔太』と表示されていて、私は慌てて電話にでた。

「翔太?」

『由香、今どこ?』

(あれ…機嫌悪い……?)

ケータイから聞こえる声はどこか不機嫌そうな声で。
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