ありえない彼氏
そして数日後――――――


「どうしよう…。まだ決まらない……。」

今日は翔太の誕生日の三日前。

考えても考えても何がいいのかわからない。

去年は翔太がマフラー欲しいって言ってたからあげたけど、今年は何も欲しいって言わないなんて……。


がっくりと一人、屋上で俯く。

担当の作業を自分でも驚くほど早く終わらせると、私は誰にも見つからないように屋上まで一気に走ってきた。


一人でゆっくり考えればきっといい案が浮かぶはず……。


風が冷たくてちょっと寒いけどそこは我慢。

校内では文化祭の準備の最中だけあって、絶対に誰かが来てしまう。







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