ありえない彼氏
「翔太、何か食べたいのある?」


翔太の顔を覗きこみながら聞いてみると、薄く目を開けながら私を見た。


「……由香が作ったプリン…。」

翔太はぼそぼそと小さな声で答えると、目を閉じたり開いたりを繰り返す。


必死に起きていようとしてるんだろうな……。


「じゃあごはんで食べたいもの、ある?」

「…………ビーフシチュー…。」



翔太の頭を撫でながら聞くと、少し考えた後ゆるーく笑いながらぼそっと答える。

そういえばお父さんがビーフシチュー作ったとき、嬉しそうに食べてたなー…。


「ん、了解。じゃあ夕食の時に食べれるように準備とかしてくるから翔太寝てていいよ。」


そう言うと返事はなく、翔太はすでに眠っていた。



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