ありえない彼氏
きれいに決まったシュート。


先制点が入ったと同時に、大きな歓声が上がった。


「…天宮、いきなりダンクするなんて…。」



隣で呟く佳織。

でも私はそんなの聞こえてなくて。



……かっこいい…。


いつものほわほわした雰囲気は全くない、真剣な表情。

斉藤くんとハイタッチしている翔太から目が離せずにいると、翔太がふと私を見た。



「…っ!」


目があっただけなのに、いつも以上にドキドキする。

翔太は軽く微笑むと再び走り出した。



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