鬼に愛された女


神威様の言わなくてはいけないこと?


まさか、お別れしなくてはいけないことをおっしゃるのかしら……


いやな考えばかりが頭にうかびあがる


「昼に来た女とは本当になにもないんだ。今日初めて会ったし、名前すら知らなかったんだ」


もう一度腕を強く吸うと、神威は真っすぐ美月を見る


「信じられないなら鋼や近江にでも聞くといい。あいつら兄妹は昔からこの屋敷にいるからわかるはずだ。あと、俺は頭領だから、この屋敷を出ることは許されない。だからあの女には会ったことは一度もない」


「でも……神威様とあの女人がく、口づけを……。しかも神威様が押し倒して」


赤くなる頬を隠しながら、今日あった出来事を尋ねた



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