shining☆moon‐私の王子様‐

夢の王子様、現実に



――――……


ここはどこだろう…
一面草原が広がっていてまるで夢の時と同じように…



「ユリア!ユリアってば!遅いよっ、速く!速くぅ!」


幼い男の子は私を見て微笑みながら手を引いた。


「俺ね――…」


男の子は語り始めた。


「この先ユリアに全てを尽くすよ。悪い奴がきたら俺が守る。ユリアがどこに居たって俺はいつでもそばに居るからね、離れないから」


男の子は私に近づき、唇を重ねた。




―――…この男の子とは…






< 25 / 212 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop