shining☆moon‐私の王子様‐


~~ユリア.said~~


どうしたんだろ……

お風呂に向かったフレンを見つめる。


ユリアはベランダに出て空を見上げた。

11月だから風が頬に当たると冷たく、鈍い痛みがある。
私がこの世界に来てから思うようになった。

私ってもともと、ここの人間なのかな、と。

あとそれに異様な感情が感じられるようになった。
女の子がキャアキャア言うのが気に入らないというか、ちょっとムカッてなったり、優しくされたら痛いほど肌が熱くなるようになった。
何気ない言葉だけで胸が苦しくなる。


私は夜空を見ながら思った。





これが好きって感情なのか。





私は一度も恋をしたことがない。
友達の恋バナはイヤってほど聞いたけど私は言ったことがない。
でも『好き』、この言葉を思い出すと胸が熱くなる。
いつも思ってた。
私は過去に恋をしたことがあったのだろうか。

思い出そうとなるとわからなくなって、誰かに抜き取られたかのように、一部分がポッカリ穴があいているように感じる。

思い出したくない過去だったのかな。




ユリアは上を向き、髪が風になびいて波のように流れる。



「あ!流れ星!!」



流れ星が流れたらフレンは何をお願いするの?








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