不良ヤクザ。Ⅰ
「んっ…」
目が覚めて下を見ると、だらしない格好で寝てる亮太。
時計を見ると、1時。
「…ったく」
漫画は読みっぱなし、ジュースも出しっぱなし、ほんとだらしない。
いつものことなんだけど
ため息をつきながら着替えをもって風呂に入った。
髪をふきながら部屋に戻る。
まだ寝てやがる。
「いってぇ!」
スルーして煙草に火をつけた。
「蹴んなよ桜華!」
腹を擦りながら起き上がる。
「いつまで寝てんの。あと、お前の周り汚い」
亮太は自分の周りを見てため息をついて片付けはじめた。
「だからって蹴ることねぇだろ。」
まだ言ってんのか…。
「ぐだぐた言うなら飯なし」
火を消し、立ちあがる。
「…へーい」
亮太が片付け終わり、下に降りた。
「母さん飯。」
「二人ともおはよー。」
「おはようございます。
おじゃましてます。」
「ご飯今から作るね」
ソファーに座り、ご飯を待つ。