不良ヤクザ。Ⅰ
「昼って夜と違ってふつーだよな、ここ」
夜の店は閉まっていて、主婦や小さい子供、スーツをきたサラリーマンが多い
ちらほら学校をさぼったのか制服で遊んでる学生もいるけど。
「一本裏はいったら変わらないよ」
亮太にそう言い返す。
裏に入れば、悪の巣。
普通の人は裏道は通らない。
「遊ぶかー」
亮太の言葉に、ニヤッと笑い頷いた。
そのまま歩いて裏道に入る。
昼間なのにビル陰が多く、薄暗い。
「なにしてんだ!ここは俺らの縄張りだ。」
…頭悪そうな高校生ぐらいのやつが10人ほど。
縄張り?バッカじゃねぇの?
呆れるわぁ…。
亮太は笑いを我慢してるのか肩を震わせてる。
「おじけついたのか?
今なら金出したら許してやるぜ」
また違う男が笑いながら言う。
あたし達が何も言わず俯いてるから勘違いしたようだ。
「おい、早く出せよ」
「……我慢できねぇ…」
亮太は小さくそういうと爆笑しだした。