不良ヤクザ。Ⅰ
「つまんねー」
全員倒れ、意識が飛んでる。
「だな。てかさ…」
あたしがくるりと後ろを見ながら、
「なんか用?」
と、さっきから隠れてる男に聞いた。
「あはは。ばれてました?」
苦笑いをしながら出てきた男。
銀髪でイケメン。
敬語をつかっているがたぶん年上だろう。
「あんだけ視線が熱けりゃ気付くっしょ?」
笑いながら言う亮太だが、目は相手を探っている。
「冷龍さんと冷虎さん見たの初めてで、しかも喧嘩場面!見惚れてました」
興奮気味に話す。
「あっそ。じゃ」
立ち去ろうとしたらあたしらの前に回ってくる。
「あ、あの待ってください!
俺、杉田銀って言います」
…めんどくせぇ。
亮太あとは頼んだ。
そう思いながらあたしは煙草に火をつけた。
「はぁー…。で?」
それが伝わったのかため息をつきながら、銀と話を進める。
「俺ずっと憧れてて、弟子…いや、パシリでもなんでもいいです!一緒にいさせてください」
そういい、頭を下げる銀。