先生とあたしの子育て〜愛する家族〜
「ねぇ、佳菜。本当に理兄はあんな美味しい物毎日食べてるんだね♪」
「そうそう」
美希と美羽がベッドに腰をかけている私に言う。
「うん。でも、平日は理人の実家でお義母さんと一緒に作って食べてるんだけどね…」
「そうなんだ~」
「ねぇ、『子育て』って…どんな感じ?やっぱり大変?」
と、美羽が言う。
「う~ん。大変だよ…特に車椅子になってから…でも、楽しいよ。毎日、成長する姫恋を見るが嬉しいよ。まぁ、最初は不安がいっぱいで『こんな若い私が子どもを産んでいいのかな?』って…」
「…なんか、こういう話を聞くと佳菜って…『母親』って感じがする…」
「うんうん」
この後も我が家『櫻井家』の話をした。
「なに~人の家の話をねほりはほり聞いてるんだ?美羽、美希」
と、突然私たちの部屋に入って来たのは理人。
「ビックリした…理兄、ちゃんとノックしてよ」
「ノックしたよ。それより、人の家の話をねほりはほり聞いてるんじゃねぇよ」
「「え~!!いいじゃん」」
美希と美羽が同時に言う。
「うるさい。もう、消灯時間なんだから寝ろ。明日は海で泳ぐんだから…」
「「「は~い」」」
「おやすみ。佳菜…」
理人が触れるだけのキスをしてきた。
「ちょ…ちょっと!!なにしてんの!?美羽と美希が顔赤くしてるじゃない!!」
「…仕方ねぇだろ。クセなんだから」