先生とあたしの子育て〜愛する家族〜


「…ハァ…ハァ…理人…」

佳菜は寝言のように言う。

「なっ…んで…あいつを…櫻先を呼ぶんだ!?その…指輪だって、あいつに貰ったんだろ!?お前は…なんで”櫻井理人”なんだ?俺は…こんなお前が好きなのに!!」

俺は寝ている佳菜に気持ちを吐き捨てるように言った。




そして…



佳菜の唇を塞ぐ。





…俺の初めてのキス。



片想いのキス…



それは…とても甘く切ないものだった。



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