先生とあたしの子育て〜愛する家族〜


家。


「はい、お茶」

「ありがとう」

理人は美羽に出して私の隣に座る。

「…でも、驚いた。佳菜が2人目を妊娠してるなんて…」

「こんな予定はなかったんだけどな」

「本当にね。それより、なんであの病院にいたの?」

そう聞くと、美羽は少し思い詰めた顔した。

「あのね。…実は私も3ヶ月なの」

「えっ、それって…」

「うん…剣人と私の子ども」

「剣人には言ったのか?」

「うんうん。まだ…帰ったら話すよ」

「そっか」




「…じゃあ、帰るね」

「気を付けろよ」

「なにかあったら、電話して」

「うん。ありがとう」

玄関まで美羽を見送った。


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