メガネの向こう側。
「いやいや、彼女は悪くないっすよ。
彼女は、何かを聞かれて、すぐに答えを返せないとこ、あるじゃないっすか。
それで、答えなかったら、まぁ、こんな事に……。」
「確かにな……。
相手はわざと答えなかったと思ってたとか?」
「そうだと思いますよ。
返事する前にベラベラ話されたら、余計に答えられないっしょ?」
「それは、そうだけど。」
「だから、彼女は悪くないっすよ。
ぶっちゃけ、もっとハッキリ思ってる事を言った方が良いと思いますけど。
まぁ、そんな性格なんでしょうから、今すぐ直せと言えないでしょ。」
「うーん、まぁな。」
瑞江君は前からアタシを知ってるかのように話している。
出会って間もないのに……。