百人殺せば英雄です
秋月が刀を抜刀する。
たまたまだろうが、ひらり舞う落ち葉がその圏内にあり、音も立てずに切れた。
落語にある、刀の切れ味が良すぎて、首を切られても気づかず歩くという話を思い出した。
意識せずとも圏内にあるものを糸も容易く切ってみせる。一撃でも受ければ致命傷と見た。
「強者にひざまづくんわ、弱者の定め。相対する正義。己が正義を突き通すならば力見せ。負けた方が悪となる。悪となりしは、片膝ついて苦渋を舐めなされ。
己が正義を貫き通すには力が必要なんや。力もない輩が正義を語るのはお門違いなんよ」