百人殺せば英雄です


「分からずや!」


「よく言われますぅ」


「頑固者、意地っ張り!」


「あんさんに返したいどすなぁ、そのセリフ」


黙れと言わんばかりに刀が僅かに動く。唾を飲めば当たりそうな距離。冷たさが伝わってきた。


そろそろ敗北を認めるころだろうと思った時。


「あいたっ」


頭に何かが当たった。


固さからして石だろうか、振り向けば、管狐が石を持っていた。


「管狐君っ」


「よりちゃんをいじめるなー」


「るなー」


ぱこぱこと石が投げられる。


「ちびは下がってろやあぁぁ!」


「わー」


「わー」


溝出に脅され逃げようとするも、また戻ってくる管狐は石を投げていた。


「まったく、危ないなぁ」


「ちょ、頭を持つな、盾にするなぁぁっ」


< 24 / 31 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop