百人殺せば英雄です
「分からずや!」
「よく言われますぅ」
「頑固者、意地っ張り!」
「あんさんに返したいどすなぁ、そのセリフ」
黙れと言わんばかりに刀が僅かに動く。唾を飲めば当たりそうな距離。冷たさが伝わってきた。
そろそろ敗北を認めるころだろうと思った時。
「あいたっ」
頭に何かが当たった。
固さからして石だろうか、振り向けば、管狐が石を持っていた。
「管狐君っ」
「よりちゃんをいじめるなー」
「るなー」
ぱこぱこと石が投げられる。
「ちびは下がってろやあぁぁ!」
「わー」
「わー」
溝出に脅され逃げようとするも、また戻ってくる管狐は石を投げていた。
「まったく、危ないなぁ」
「ちょ、頭を持つな、盾にするなぁぁっ」