零泊七日生活
時計の長針はいつの間にか『6』を通り過ぎていた。
早く寝ないと寝不足になっちゃうな・・・
僕は、家出の最終チェックをした。
着替え・携帯電話・携帯型充電器・腕時計・雨具・洗面具・寝袋・インスタント食品・ティッシュ
こんなものだろう。
お金は、遣い当てもなく貯めていたお年玉がある。
あれは確か、母親が引き出しの奥にしまっていたはず。
まぁ朝になって確かめればいいだろう。
なんだろうな・・・
わくわくしてきた。
僕はカーテンを開けた。
相変わらず、あの一つ目は僕をじっと見ている。
見張ってたって無駄だよ
そんなの関係ないもん
さぁて、そろそろ寝ようかな。
家出実行は8時だ!