それでも朝はやって来る
10 表×裏
八重樫と橘の間で2分化されてきた力の均衡は、第38代目当主 八重樫 悠里が呪いにかかった事で崩れそうになっていた。




あるものは八重樫を潰そうと企てたり、乗っ取ろうと画策したり…



ありとあらゆる方法で、世界を手にできる八重樫家の力を手に入れようとしていた。





棗についていた『ソレ』を消去したことで、その世界で『朝子』という存在が認識されてしまったことに、まだ悠里達は気づいていなかった。





橘家がかけたとされる呪いの存在もまた瞬く間に広がっていった。





ある意味、2分化されていた方が世界は平和だったかもしれない…











もうすでに、この闘いは始まってしまったのだから…………




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