君に溺愛。【短】
「なんかテンションおかしくない?
…ってそれも違う、んなことじゃなくて。
さっきの女は偶然会って絡まれただけで!
ほんと、なんも関係ねーんだ」
「……うん…?」
さっきの女って…
雑貨屋で一緒にいた女の子のことだよね?
「バイトは、本当に呼び出されたんだけど
今日はシフト渡されただけだった。
そっからの帰りに偶然会って…」
「相手するの面倒で無視してたら腕組んできて…
いや、引き離さなかった俺も悪いけど…
店まで引きずられた俺が悪いけど…
いや、でもアイツ…なんでかすげー馬鹿力で…」
正直、最後のほうは何て言ってたか分からなかった。
「でも!だからそのー…あれだ!
浮気…とか、そーゆうんじゃ絶対ないから!!」
「うんっ!」
焦った様子の京くん。
………かわいいっ!
内容はあんまり分からなかったけど、さっきの女の子との出来事を教えてくれてるってことは分かった。
とにかく京くんがかわいいから何でもいい!
「…………え、?」
「……え?」
自分の中では最高の返事をしたつもりだったのに、京くんはポカンとしていた。
「怒ってねーの……?」
………怒る?
私が?
「怒ってるわけない…けど……
………なんで?」