君があたしを好きな理由 [短編]
***


「うわ…遅くなっちゃった…」




あれから数日。
あたしと瞬に、特に変わったこともなく…




「瞬、待ってるかな…」




あたしは先生から頼まれて、今まで資料の整理をしていた。
いきなり言われたから、瞬に伝えられなかったし…

しかもあたしが作業していた部屋は、教室から結構離れた所だったし…


そして、あたしが勢いよく廊下の角を曲がった時。



ドンッ…



「きゃ…!?」




誰かにぶつかって、そのまま抱き止められた。

…あれ。痛くない。
そっと目を開けて、相手の顔を見て見ると。




「…瞬…」


「大丈夫か?」




瞬はそう言ってニコリと笑うと、あたしを離した。

でも、何で瞬がこんな所に?


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