君があたしを好きな理由 [短編]


「何で…瞬がここにいんの?」




瞬は、いつも教室で待ってるはず…

そんなに不思議そうな顔をしていたのか、瞬は可笑しそうにクスクスと笑った。




「なっ…」


「教室にいなかったから。

だから俺が勝手に心配して、勝手に葉月を捜してただけ」





ポン、と大きな手をあたしの頭の上に乗せて、瞬はニコリと笑った。


…っ…!
うわ…何だろ、めちゃくちゃドキドキする。

瞬の笑顔も、
瞬の大きな手も、
瞬の優しさも…

あたしは全部、知ってるつもりだった。



小さい頃からいつも一緒で、
合わないって言われても一緒にいて、

だけどそれは、幼なじみだからで。



でも、今は違うって…

あたしはこんなにも、瞬にドキドキしてる。
それは瞬も同じだって…思って、いいのかな?


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