炎龍~暖かい奴等~
どうやら電話じゃなくてメールだったみたい。
琉星は少し顔を険しくすると、携帯を閉じた。
「...悪い、ちょっと問題起きたらしくて今すぐ戻んないといけなくなった。コンビニでも大丈夫か??」
「......!!!」
「...どうした??」
りゅ、琉星が......
初めて疑問符つけたぁぁぁぁぁ!!!
「やれば出来る子だと思ってたよあたしゃあ!!」
「...どうも。」
お、のってくれるなんて!!
意外と琉星って優しい人なんだ★全然喋んないから気づかなかったよー!!
「...それで。」
「え??あ、全然大丈夫だよ★」
「...ごめんな。」
琉星は本当に申し訳なさそうな顔をしてた。別に大丈夫なのに...。
ガチャ
「気をつけろよ。」
「うん!!バイバイ★瑠依さん、ありがとう!!」
「またな★」
本当に琉星は優しいみたいで、
私がコンビニに入ってもしばらく車を出さなかった。