炎龍~暖かい奴等~



「どうやら今日、俺等と一緒に車に乗った花音を冷鬼の下の奴等が目撃して、写真を撮られたらしくて...。冷鬼の奴等に、花音のことが知れ渡ったみたいなんだ。」

「...朔夜、調べたのか。」

「ん??まぁ多少ね。今回は琉星が出る幕じゃないぐらいロックゆるかったけどね。」

それを聞いて、琉星は少しホッとした。



パソコンの技術が炎龍1の琉星は、情報係。

でもロックが相当厳しくなければ、ある程度できる朔夜で十分。


「琉星、花音はちゃんと送ったか??」

「...コンビニ寄りたいって言ったから、そこまで。」

「そうか、わかった。」


誰も琉星を責めることはしなかった。

みんな、花音が"大丈夫"と言ったに違いない、と思ったから。



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