天然甘々溺愛症候群
今の季節は春。
桜が散ってる中で
私たちは芝生に座っていた。

「気持ちいぃね~」

なんか眠くなってきちゃった。

と、そのとき。

ピロロロッロロロ~♪

携帯が鳴った。でも私のじゃない。

「もしもし」

と言ったのは他でもない竜馬。

「あ、うんわかった。」

「楓さん?」「え、うん。」

楓さんは竜馬の彼女の名前。
同じ学校の3年生。

「今こっち来るって。」

「じゃ、私戻るね。」「りょ~かい」

ファ~とアクビをしながら
人差指と親指で丸を作った。

「またあとで。」

私は立ち上がってスカートの草をおとした。



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