カカオ0% 短編
古賀君はくるっと振り向き
私を見下ろす
普段と同じ目線なのに
今は古賀君の行動すべて全部が怖い
古賀君はスッと私に手を出した
古賀君の手には
さっき私が投げたシュークリームを入れた袋だった
私はついうつ向いた
やっぱり謝るべき…?
私の愛を古賀君の心じゃなく、頭にぶつけてごめんなさいって?
いや、そんなんじゃ駄目
やっぱ土下座…?
(処女もらってくださぁああいッ!)
土下座で処女奪えってどうよ
必死すぎるよ
古賀君なら
右足を頭にぐりぐり押し付けて繰るにちがいない
それもいいけ…
『シュークリーム』
『へっ?』
いきなり古賀君が口を開いた