心の声を聞いて
ピンポーン
「はい」
「あ、おばさん!こんにちわ!」
「あらあら~ユイちゃん!久しぶりね!!圭、帰って来てるわよ!」
おばさんは嬉しそうだった。…そりゃ、そうだよな…。
三年間も、離れてたんだし…。
「あがって!ユイちゃん。」
「わーい!お邪魔します。あ、おばさん、これ!母からです」
「まー。いいのに!あ、圭は部屋にいるわよ」
ペコっと頭を下げて
2階へ上がる。
なんか、緊張~っ!
そう言えば、最後にあったのって、圭ちゃんが6年生だっけ。
「けぃ……」
…どうしよう。変に緊張して来たっ!……えぇい!!
何を今更っ。
ガチャ
「…何?…て、え?」
「……っっ。け、圭…ちゃん?」
「ユイ…姉?」
嘘…。圭ちゃん、身長が…すごく伸びてる…っ。
「あは…は。久しぶり…っ」
「入んなよ」
……。どうしよう…。気まずい…。なんか、全然、圭ちゃんじゃないみたいで…。
圭ちゃん、こんなんだっけ?
「け、圭ちゃん…。変わったね!!あ、変な意味じゃなくて、背とかっ!!大人っぽくなったよ!!」
なんか、すごくテンパってない!?あたしっ。
「ユイ姉は…全然、かわってないね…。チビのままだね」
大人っぽくなった撤回!!
「もう、酷いなあっ!!そういう所!!」
「嘘。可愛いくなったね…ユイ姉」
「え?」
けけけ、圭ちゃん!?
何言ってんの!?
誰だ!?君っ。
アメリカにいたから、
そういう性格になっちゃった!?
「そ…そうかな?」