心の声を聞いて
早朝にあたしは目を覚ました。今日から、早くに学校に行く事にした。
身支度を済まし、下へ降りる。
--ガチャ
「行ってきます。ママ」
「…もう、大丈夫なの?」
「大丈夫!もう、復活したから!じゃ、電車来るから」
あたしは、あれから病院に行くと、インフルエンザという事が分かった。
そのために、あたしは学校を一週間休んでいた。
今日は、もうすっかり復活して、学校に行く日。
いつもよりかは、一時間も早くでる。
和音と時間が重なったら嫌だから…。
「最近、暑くなって来たなぁ…」
季節はすっかり夏直前。
太陽の日差しが強い。
そろそろ、日焼け止めいるな…。
すると、目の前の家から、圭ちゃんが出て来た。
圭ちゃんはすぐにあたしに気づいた。
「おはよ、ユイ姉、風邪大丈夫なの?」
「おはよ。もうすっかり!」
ブイサインを作る。
「そっか。てか…ユイ姉、何でこんなに早いの?」
「う…別に…」
「ふぅん…?」
圭ちゃんは、怪しがっていたが、それ以上は何も聞いて来なかった。
「じゃあ、一緒に行く?」
「…うん!」
あたしと圭ちゃんは歩き始めた。