言葉にしなきゃ伝わらない。
「美月ーーー行くよ~!!」
「置いてくぞーー?」
遠くの方から夏乃達の声が聞こえる。
えっ...いつのまに!?
「ま・・待ってーーー」
重たい鞄を背負いながら一生懸命にダッシュ
ハァ..ハァ...
「美月~~お疲れ様っ」
ぎゅっと夏乃に到着と同時に抱きしめられた。
「ちょ・・・なつ・・」
身動きが取れなくてもがいていると、ふいに体が軽くなった。
「おいっ美月が、困ってんぞ?」
真上から聞こえる和馬の声
どうらや和馬が私を夏乃から助けてくれたみたい
「ちょっと和馬ーーー!!!あたしの美月、取んないでよ!!」
「だーかーらーお前だけのじゃねぇって」
「・・あの...ぁの・・・」
言い争いを続ける2人
それを止めようとするけど止めれない私
和馬が私を助けてくれたのは嬉しいんだけど....た・・・体勢が...
脇の下に手を入れられ、今、私は少し浮いてる状態。
地面に足が付かない....
私が小さいのが悪いんだけど・・・。
こうゆう時、本当に自分が情けなくなる。